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書評

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作品名

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評価


0 投げ銭:


   ★★ 総合評価:
      星平均:
  ★★★ タイトル:
   ★★ キャラクターの魅力:
      書き出し:
  ★★★ 中盤:
   ★★ 終盤・結末:
  ★★★ 読みやすさ・リズム:
   ★★ 文体の美しさ・描写力:
   ★★ 感動(涙):

総評

100ある感想のうち、90は作品を形にして公表することへの絶大な経緯です。読ませていただき本当に良い経験になりました。だからこそ残りの10は、重箱の隅をつつくような厳しい意見を書かせていただいています。 作品は、大きく突っかかるポイントなく読み進められました。数字ごとの項目立てが効果的でした。内容も、描写表現もこだわりを持って書かれていることが伝わってきました。その上で、上記の解答欄でも示しましたが、無理なくメリハリある描写表現を心がけるとらしさが出るのではないかと思いました。 設定に関しては上記の通りであり、省きます。ユーマの思いに代弁させている欠けたハートのくだりを中心に作品の軸を推敲し、肉付けていけばより良いものができたのではないかと感じました。 問題として、「もりお」の「お」の漢字が「夫」と「生」と2パターン表記があり、主人公の名を間違えているのであればいただけない。何かの意味、使い分けも想像したが、最後まで分からなかった。校閲がいない個人の作品なので限界はあると思う。ただ、全体的に誤字脱字が目立っていた。会話中の「…」や「ー」の使い分けも意味が統一されていないように感じた。漢字表記も、分かりやすさを求めるならばあえて漢字を用いなくても良い部分が多い。一方で、徹底的に漢字表記にこだわっているとも思えなかった。


タイトル・あらすじ

タイトルが長い。小説のキーとなる内容を反映しすぎているので、工夫が必要。


ストーリー・設定

ある青年が魔法によって手に入れた理想像になる効果を生かし、自分を探すという観点はフィクション混じりの面白い発想だと思う。ただ、魔法ということ自体が非現実的なのに、佐賀国や牛の登場は現実離れしすぎててピンとこない。現実的に受け入れられる仮定の話はストーリー中に一つでいいのではないか。それ以上だと自分を落とし込んで読み進められなくなる。


キャラクターの魅力

特筆して魅力的だという登場人物はいなかった。


書き出し

書き出しは、魔法をかけられて部屋の外に出るシーンから入った方が印象的。引きこもりから脱却して自分を探す物語なので、そこがスタートだと思う。これまでの経過と魔法をかけられるまでは、その後の説明でいい。書き出しは、誰からも好かれる状況を体感していく一番ワクワクする部分で引き込むべき。序盤から中盤は、短いページ数で多くの女性との物語を書いているので項目ごとに読み進められる。ただ、主人公との関わりを持つ相手が女性ばかりなのは気になった。


終盤・結末

伏線である主人公の祖母につながるところから駆け足感がある。また話の布石として登場した割にはリサと会ったことで得られた結論は漠としており、大それた設定の割に無理矢理感がある。その後、主人公が導き出す答えもありふれたもので、「おまけ」より前の着地は分かりにくい。一方で、おまけ以降は作者の言いたいことが作品を通して書かれており、おまけとするべきではないと感じた。おまけも含めた作品としての誤読感は、すっきりとした良いものだった。


読むのをやめたくなった箇所1

佐賀国の誕生という設定。東京都が独立するー、ならまだ分かる。しかし、現実の佐賀の実態を考えれば突飛な設定であり、効果的な伏線とも想像できない。読み進める楽しみが半減してしまった。


省いたほうが良い箇所

細かい表現のダブりや、読点の多さなどは洗練させた方が良い。ただ、大幅に省くべきポイントはない。強いて言うならば、何度も指摘している佐賀国大統領という設定がすんなりと受け入れられるものではないので、その部分は設定を改め、大幅に省いても良いと感じた。


伏線の使い方

上記の項目の通り。


読みやすさ・リズム

読点が多すぎ、目を追う中で何度も何度も突っかかってしまう。「?が、…」という表現も目立った。本来の意味である逆説として正確な表現で使われているところもある。しかし大半は誤用。一文一文が長くなる傾向にあり、難解、誤読につながっている。言葉のダブりも多い。同じ接続語や単語、キーワードが続き、既読感が洗練さを薄めてしまう。 数字ごとに示されている場面転換は効果的に感じた。一つ一つのストーリーを読みきることができ、読み進めるリズムにつながっている。


参考になりそうなお勧め書

短くても伝わる文章のコツ


心に残った一文

不格好なハートのままでも、いつか埋めてやるって思いながら頑張っていくしかない


あなたはこの本をどんな人に勧めたいですか?

作家を目指す人。志を同じくする者同士、励みになること間違いなし。


この本をより良くするためのアドバイス

「他人が意味を理解できるか」という意識を持って一文一文をつづることが作品の質を上げる近道だと思います。文章の修飾関係であったり、描写であったり、読み手が理解し、共感しなければ良さが伝わりません。表現ばかりにこだわるのではなく難解な日本語に向き合うことが一番大切だと思います。


冗長

伏線を意識して、佐賀国や祖母に関する仕掛けが登場する。ただ、結局言いたい、表現したい結論には上手に結びついていない。伏線は、言いたい結論から考えて仕掛けるべき。


作家にメッセージ

嫌われるくらい厳しめの解答を続けてきました。しかし、全てエールです。自身の作品を綴り、完成させることの難しさを考えると敬意しかありません。最大限の尊敬の念を持ち、読ませていただきました。だからこそいやらしく添削のペンを印に残しました。今後の執筆の参考にしてもらえれば幸いです。



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