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書評

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作品名

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評価


0 投げ銭:


   ★★ 総合評価:
      星平均:
  ★★★ タイトル:
   ★★ キャラクターの魅力:
      書き出し:
    ★ 中盤:
   ★★ 終盤・結末:
  ★★★ 読みやすさ・リズム:
 ★★★★ 文体の美しさ・描写力:
    ★ 感動(涙):

総評

まず第一に、誤字が多すぎました。出版物として人に読んでもらう時にはあってはならないと思います。(気が付いた限りしるしを入れました) 引きこもりを脱する二人の青年の感動ストーリーなのか、誰からも好かれる魔法によって引き起こされるファンタジーなのか、そのどちらもが中途半端なように思いました。 心理描写・風景の描写が上手くて、素敵!と思える箇所が多くあっただけに、ストーリーの弱さが残念です。


タイトル・あらすじ

ストーリーに対して直球すぎるタイトル(それが悪いこととは思いません) パッと聞いたときに、人の興味をそそることができるタイトルだと思います。


ストーリー・設定

実際の引きこもりのもりおと、心のひきこもりのいうまの二人が軸になっていて、最終的には二人ともひきこもりから脱するという、いわば成功物語だと捉えました。しかし、その他のエピソードがあまりにも主軸から離れたところで展開されていたのが残念です。(特にゆりかのエピソードは、長い上にそこまでもりおにとって重要とは思えなかった) 設定に関しては、矛盾・つっこみどころが多々ありました。特に魔法の法則3「相手の理想の人物像を~」ですが、もりおと祖母の間の魔法は解けたかもしれませんが、もりおに掛けられたすべての魔法が解けるという結論に至るには、この法則では矛盾があると思います。


キャラクターの魅力

一番魅力的、というか、親近感を持てたのはいとなでした。また、いうまも登場シーンはそこまで多くないものの、物語の鍵を握る不思議な人物として魅力がありました。 まゆみとゆりかのような極端なキャラクターは、本当にいると思わせる説得力のある描写をしないと、読者になかなか受け入れられないように感じました。残念ながら、この二人は物語から浮いているような感覚が捨てきれませんでした。


書き出し

1で非常に引き込まれ、これから何が始まるのか、ワクワクさせられました。それだけに、佐賀国のエピソードが序盤に登場した際は、あまりに突拍子もなく、ワクワク感が一気にしぼんでしまいました。 中盤のゆりか・ユキヒコ・太一のエピソードは完全に中だるみでした。


終盤・結末

もりお対リサ、もりお対母、もりお対祖母、もりお対いうまの関係を一気に収束させているため、終盤は慌ただしく感じました。 結末は、もりお・いうまがそれぞれ引きこもりを脱していますが、その結論がやや説明口調のセリフで展開されているのが残念でした。


読むのをやめたくなった箇所1

9から始まるゆりかのエピソード


省いたほうが良い箇所

ゆりかのエピソード


伏線の使い方

アサミが中盤に登場→最後に重要な役割を果たす。これが最も成功している伏線だと思いました。


読みやすさ・リズム

文章はとても読みやすかったです。()であらわした心理描写がやや多すぎるとは思いました。


参考になりそうなお勧め書

知念実希人さんの本。ミステリーなのでジャンルは異なりますが、たくさんの人物・伏線を最後に一気にまとめあげる天才だと思います。


心に残った一文

p.8 感情という飯を食った


あなたはこの本をどんな人に勧めたいですか?

大人よりは、中学生・高校生世代に勧めたいです。人から好かれるとは?恋愛とは?といったことを模索している世代です。


この本をより良くするためのアドバイス

セリフが長い箇所・説明口調となっている箇所が、より自然な会話文になるとグッと読みやすくなると思います。


冗長

いうまが、自分の寿命を削ってまで、もりおを助けたいという動機を持っているとは思えませんでした。中学1年のいうまにとってもりおが恩人、というエピソードを考慮しても理解し難く、もっとインパクトのある理由が必要だと思いました。 リサ、薫は、重要人物のように見えてあっさりとしか登場せず、拍子抜けしました。


作家にメッセージ

この度は画期的な企画に参加させて頂き、ありがとうございました!! 書評はかなり辛口ですが、正直に思うがままを書かせて頂きました。今回は感動ストーリー・ファンタジーが混ざっているように感じたので、もっとシンプルな設定の作品も読んでみたいです。



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