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書評

ユーザー名

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作品名

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評価


500 投げ銭:


  ★★★ 総合評価:
      星平均:
 ★★★★ タイトル:
   ★★ キャラクターの魅力:
 ★★★★ 書き出し:
   ★★ 中盤:
★★★★★ 読みやすさ・リズム:
★★★★★ 文体の美しさ・描写力:
   ★★ 喜び、満足感、幸福感:
    ★ 感動(涙):

総評

シンプルにまとまっていて、あっという間に読めました。 文章がきれいで良いなと思う表現が多かったです。 始まり方と終わり方もいいなと思いました。 ただお話を読んでいるうちに次々と次の展開が予測できてしまったので、いい意味で裏切られたかったという気持ちはあります。 それぞれの葛藤があって、思いやる気持ちがあるのはわかるのですが、死んだあとすぐに生き返ってしまうことが続いて、せっかくの見せ場が軽くなってしまったように感じてしまい、感情移入できないまま読み終わってしまいました。


タイトル・あらすじ

本の内容に合っているタイトルだと思います。 あらすじもわくわくして良いと思います。


ストーリー・設定

設定が面白いと思いました。 ただリアルな表現が多いので、SFなのに現実的な疑問がたくさん湧いてしまいました。 死んだら身体はどうなるんだろう?とか。 事故にあって身体が傷ついている状態で生き返ったらどうなるんだろう?体の情報がデータ化されていて再構築されるのかな?とか。 元々病気だった子が病気が原因で死んでしまって、生き返ったとき病気はなかったことになるのかな?とか。 細かいことが気になってしまいました。


キャラクターの魅力

真臼。 1回目読んだとき。真臼は嫌いなタイプだなと思って嫌いなまま終わりました。 キャラクターもそれぞれちょっと地味かもしれないかなと・・・ でも何回も読んでいくうちに真臼は娘のことを全然わかっていなかったけれど、根本にはしっかりと愛があるんだなと感じることが出来て良かったです。 加奈子。 加奈子の書く事で自分の気持ちを解放してきたというセリフが心に響きました。自分の大事なところを否定されて、それがよほどのことで、悲しかったのはわかりますが、加奈子も加奈子で親に向き合えてなかったんじゃないかなと。 真臼にずっと関係が良好だと勘違いされていたので、普段からずーっと我慢して自分の気持ちを言えてなかったのかなって。 そんなときに本音を言って、否定されたからっていきなり死ぬなんて極端! もっと普段からぶつかって言ってくれないと人の気持ちなんてわかんないですよ! 真臼の母。 昔の母と、現在の母とつながりが見えません。 自由奔放で自由に生きていた人が、息子に対してなぜにそんなに申し訳なく思うようになったのか。 もう少し掘り下げがあると感情移入できたかなと思います。 真臼の妻、加奈子の母。 人間味が感じられず、冷静すぎて怖い印象でした。 でもだからこそ真臼の妻として納得かなと・・・


書き出し

書き出しの始まり方良かったです。 前の項目でも書きましたが、序盤はリアルな表現が多いので、現実的な疑問がたくさん湧きました。ここは説明するのにこれは説明しないの?的な・・・ もうちょっとたいまつバンクのシステムの説明があってもいいかもしれません。 気になるのはやっぱり身体のことですかね。生き返ったときどうやって再生されるのかなって。 あと与える側の人の寿命は関係あるのか?とか。 なんだか細かいところが気になってしまいました。 他の作品ではあまり気にしたことないのですが・・・書評するからと気になってしまっただけかもしれません。


終盤・結末

丁寧に書かれてあっていいところもたくさんあったのですが、展開が次々と予想通りで面白さが減ってしまったかもしれません。 そして、覚悟をして死んでいくのに、次々と生き返って命の重さが軽くなってしまったように感じてしまいました。感情がついていきませんでした。 でも終わり方はとても綺麗にまとまって良かったです。


読むのをやめたくなった箇所1

60ページで短かったので、やめたくなった場所はないです。


伏線の使い方

真臼の涙のところ良かったです。


読みやすさ・リズム

読みやすかったです。あっという間に読めました。


描写

お話の始まり方と、終わり方がとても良かったです。 真臼が娘の死で反省しているときに、時計の針を戻せたとしても、きっと同じ言葉を娘に言っていただろう。というところも響きました! 真臼の涙の伏線も。 娘の生まれるときに、あふれるほど泣いてしまったこと。 娘の死のところでは必死に食い止めるところ。 母の死で声を出して泣いてしまうところ。 この流れがあったから母の死で泣くところがぐっと惹きつけられたのではと。


参考になりそうなお勧め書

申し訳ありません。思いつかないです。・・


心に残った一文

『私は子どもの頃から、書く事で自分の気持ちを開放してきたの』 『たとえ時計の針を戻せたとしても、きっと同じ言葉を娘に言っていただろう』


あなたはこの本をどんな人に勧めたいですか?

家族関係が上手くいってない人・・・?


この本をより良くするためのアドバイス

たいまつバンクのシステムについての説明エピソードを増やす・・・? 色々疑問が湧きましたが、身体がどうやって再生されるのかが特に気になりました。 真臼の母の気持ちの変化の掘り下げ。何があってそんなに申し訳なく思うようになったのか・・・?


冗長

娘からの電話あたりから今後の展開がどんどん先読みできてしまったこと。 意外な展開になって欲しかった・・・気持ちはあります。 真臼が死んですぐ生き返ってきたところ。


作家にメッセージ

色々書いてしまいましたが、こんなお話を60ページでまとめられているのはすごいなと思いました! 小説を読ませてくださってありがとうございました。 これからも頑張ってください^^応援しております。



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